健康診断で異常を指摘された方へ

健康診断で異常を指摘された方へ

健康診断で「異常」と診断されると、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。健康診断の目的は、病気を早期に発見し、適切な予防や治療へとつなげることにあります。異常が見つかった際に迅速に対応することで、重大な疾患の進行を防ぐことが可能です。

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断の結果をわかりやすく説明し、必要に応じて専門的な検査や治療を提供しております。「異常」と指摘された場合でも、すぐに深刻に考える必要はありません。まずは、私たち専門医にご相談ください。
早期の対応により、病気の進行を防ぐだけでなく、健康な生活を維持するための適切なアドバイスやケアを受けることができます。健診結果に不安を感じている方は、放置せずに当院へお越しください。皆様の健康を守るため、最適なサポートをいたします。

健康診断の結果の種類と見方

健康診断の結果は、「異常なし」から「要治療」まで、いくつかの判定に分類されます。それぞれの結果を正しく理解し、適切な対応を取ることが健康維持の第一歩です。

A判定(異常なし)

健康状態に特に問題はなく、安心して日常生活を送ることができます。今後も健康を維持するために、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけ、定期的な健康チェックを継続しましょう。

B判定(軽度異常)

治療が直ちに必要な状態ではありませんが、生活習慣の見直しが求められます。食生活の改善や適度な運動を取り入れ、体調の変化に注意を払いましょう。定期的な検査を受けることで、健康状態の維持が可能です。

C判定(要経過観察)

定期的な健康管理が必要な状態です。医師の指導に従い、生活習慣の改善(食事管理、運動習慣の見直し)を行い、定期的な再検査を受けることをお勧めします。早期の対応が病気の進行を防ぐ鍵となります。

D判定(要精密検査)

重大な疾患の可能性があるため、速やかに精密検査を受けることが重要です。自覚症状がない場合でも、放置せず専門医の診察を受け、原因を特定することが必要です。当院では、各種検査を行い、適切な医療機関への紹介もサポートいたします。

E判定(要治療)

病気が進行している可能性があり、早急に治療を開始することが求められます。放置すると重篤な合併症につながることもあるため、医師の指導を受け、適切な治療を行いましょう。

健診結果を放置せず、早めの相談を

特に「要精密検査(D判定)」や「要治療(E判定)」が出た場合は、症状がなくても早期対応が重要です。放置すると病状が進行し、治療が困難になる可能性があります。

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断の結果を詳しく解釈し、必要な追加検査や専門的な治療への橋渡しをサポートいたします。

「健診結果が気になる」「再検査を受けた方がいいのか迷っている」など、不安な点があればお気軽に当院までご相談ください。患者様一人ひとりの健康をサポートし、安心して生活を送れるよう丁寧に対応いたします。

脂質(コレステロール)の異常

健康診断で「脂質異常症」と診断された場合、放置すると動脈硬化の進行につながり、心筋梗塞や脳卒中といった重大な疾患のリスクが高まります。脂質異常症は、早期に適切な対応を行うことで、病気の進行を防ぎ、健康を維持することが可能です。
健康診断で「脂質異常症」と診断された場合、放置すると重大なリスクを伴うことがあります。

<脂質の主な指標と基準値>

  • 総コレステロール:140~199㎎/dl
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール): 60~119㎎/dl
  • HDLコレステロール(善玉コレステロール): 40㎎/dl以上
  • 中性脂肪(トリグラセライド、TG): 30~149mg/dl

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断の結果をもとに、患者様一人ひとりに適した治療方法や生活習慣改善プランをご提案いたします。脂質異常症の治療は早めの対応が大切です。健診結果に不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

血圧の異常

血圧の異常は、初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、放置すると深刻な健康リスクを引き起こす可能性があります。特に高血圧は、動脈硬化を進行させ、心臓や脳、腎臓など全身の臓器に大きな負担をかけるため、早期の対応が重要です。

<血圧の基準値>

  • 収縮期(最大):129㎜Hg 以下
  • 拡張期(最小):84mmHg以下

高血圧を放置すると、血管に常に負担がかかり、動脈硬化の進行を加速させ、重大な病気のリスクが高まります。

心筋梗塞:心臓の血管が詰まり、心筋が壊死する病気。
脳卒中:脳の血流が遮断され、脳細胞が損傷を受ける。
腎不全:腎臓の機能が低下し、老廃物の排出が困難になる。

これらの疾患は、命に関わるリスクを伴うため、早期の予防と適切な管理が必要です。

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断で血圧異常を指摘された方に対し、専門的な診察と治療プランの提供を行っています。
高血圧は早期発見と適切な治療が重要です。血圧が高めと診断された方、不安がある方は、お気軽に当院へご相談ください。患者様一人ひとりに合った治療をご提案し、健康維持をサポートいたします。

糖代謝の異常

糖代謝異常とは、血糖値が基準値を超え、糖尿病のリスクが高まっている状態を指します。初期段階では自覚症状がほとんどないため、健康診断で指摘された場合は、放置せずに早期に対処することが重要です。適切な対応を行わないと、糖尿病の発症や合併症の進行につながる可能性があります。

<糖代謝の基準値>

  • 空腹時血糖(BS、BG、Glu):99㎎/dl以下
  • HbA1c:5.5%以下

境界型糖尿病とは?

境界型糖尿病とは、血糖値が正常値を超えているものの、糖尿病と診断されるほどではない状態です。しかし、放置すると糖尿病へと進行するリスクが高いため、生活習慣の改善が不可欠です。

血糖値がやや高めであるが、明確な症状はない
食後に強い眠気を感じることがある
疲れやすく、体重の増減が見られる

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断の結果をもとに、患者様のライフスタイルに合わせた専門的なアドバイスや治療プランをご提案いたします。

「血糖値が少し高い」と指摘された方へ

症状がなくても、糖代謝異常の早期対応が健康を守るカギです。放置せずに、当院にご相談ください。

肝機能の異常(肝機能障害)

肝機能異常が健康診断で指摘された場合、自覚症状がほとんどないまま病状が進行する可能性があるため、放置せずに適切な対応を行うことが重要です。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常が進行するまで症状が現れにくいため、早期の発見と対処が肝疾患の予防につながります。

<肝機能の主な指標と基準値>

  • AST(GOT): 30U/L以下
  • ALT(GPT): 30U/L以下
  • γ-GTP: 50U/L以下

尼崎市塚口の「にしおか内科クリニック」では、健康診断で肝機能異常を指摘された方に対して、精密検査や生活指導、専門的な治療の提案を行っています。
肝機能異常は放置せず、早めの診断と治療が重要です。健診結果に不安がある方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

血液の異常(貧血・赤血球・白血球・血小板の異常)

血液の異常が健康診断で指摘された場合、放置すると健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。貧血や血球異常は、体内の酸素運搬や免疫機能、止血機能に関係するため、早期の発見と適切な対応が重要です。

貧血

貧血とは、血液中のヘモグロビン(Hb)が基準値より低下し、酸素を十分に供給できなくなる状態を指します。貧血の原因は多岐にわたり、早期の診断と治療が必要です。

<貧血の主な指標と基準値>

ヘモグロビン(Hb): 男性13.1~16.3g/dl 女性12.1~14.5g/dl

健康診断の結果をもとに貧血の原因を特定し、治療が可能な場合は適切な治療を実施します。原因不明のケースや、骨髄検査などの精密検査が必要な場合は、専門医へご紹介いたします。

貧血以外の血球異常

血液検査で白血球や血小板の異常が見つかった場合、感染症や血液疾患の兆候である可能性があるため、適切な検査と治療が必要です。

<血球の主な指標と基準値>

白血球数: 3100~8900/μL
血小板: 14.5~32.9万/μL
赤血球数:男性4.35~5.55×106/μL
     女性3.86~4.92×106/μL

健診結果を基に、必要に応じて追加の血液検査を実施し、感染症や慢性疾患の可能性を確認します。異常の原因が明確でない場合や、治療が必要な場合には専門医への紹介を行い、適切な治療へとつなげます。

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、健康診断で指摘された血液異常について、的確な診断と治療方針の提案を行っています。「貧血や血球異常が気になる」「詳しく検査を受けたい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。早期発見・早期治療が健康を維持するための鍵となります。

腎機能の異常

腎臓は、体内の老廃物や余分な水分を排出し、体のバランスを維持する重要な臓器です。健康診断で腎機能の異常が指摘された場合、放置すると慢性腎臓病(CKD)の進行や、最終的には腎不全に至る可能性があります。早期の発見と適切な管理が、腎機能の維持に不可欠です。

<腎機能の主な指標と基準値>

血清クレアチニン: 男性1.0㎎/dl以下 女性0.7㎎/dl以下
eGFR:60以上

腎機能の低下を放置すると、深刻な状態につながる可能性があります。

慢性腎臓病(CKD):進行すると透析や腎移植が必要になる可能性がある。
高血圧の悪化:腎機能の低下が血圧をさらに上昇させる悪循環を引き起こす。
心血管疾患のリスク増加:腎臓病は心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める

腎機能の低下は初期には自覚症状が少なく、健康診断の結果を放置しないことが重要です。
「腎機能の数値が気になる」「再検査が必要と言われた」など、不安がある方は、尼崎市塚口のにしおか内科クリニックにご相談ください。適切な診断と治療で、腎機能の維持をサポートいたします。

尿の異常(尿潜血・尿蛋白)

健康診断で尿潜血や尿蛋白が陽性と診断された場合、腎臓や尿路の異常のサインである可能性があります。放置すると、腎機能が低下し、最終的に腎不全に至る危険性があるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

尿潜血

尿潜血とは、尿の中に微量の血液が混ざっている状態を指します。血尿は目で確認できない場合が多く、健康診断の尿検査によって発見されます。

尿潜血が陽性となる主な原因
  • 尿路感染症
  • 腎炎
  • 尿路結石
  • 尿路系の悪性腫瘍(膀胱がん、腎癌など)

尿潜血を放置すると、腎機能の悪化や慢性腎臓病(CKD)の進行につながる可能性があります。尿路系の悪性腫瘍(膀胱がん、腎癌など)の可能性もありますので、特に、痛みなどの症状がなくても、定期的な検査と医師の診断を受けることが大切です。

尿蛋白

尿蛋白とは、腎臓が正常に機能していない場合に、尿中に異常な量の蛋白が排出される状態を指します。尿蛋白が検出されると、腎疾患の可能性が高いと考えられます。

尿蛋白が陽性となる主な原因
  • 糖尿病性腎症
  • 腎炎
  • ネフローゼ症候群

尼崎市塚口の「にしおか内科クリニック」では、健康診断で尿潜血や尿蛋白の異常を指摘された方に、詳細な検査と適切な治療プランをご提案いたします。
「検査結果が心配」「再検査が必要と言われた」など、不安を感じた場合は、ぜひ当院にご相談ください。早期の対応が腎機能を守るための第一歩です。

便の異常(便潜血)

便潜血検査は、大腸の健康状態を確認するための重要な検査です。この検査で「陽性」と診断された場合、痔による出血の可能性もありますが、大腸ポリープや大腸がんといった重篤な疾患のサインである可能性も否定できません。

健診で便潜血の異常を指摘された場合は、決して放置せず、必ず医師に相談しましょう。早期発見・早期治療を逃すことで、病気が進行し、治療が困難になる場合があります。

便潜血陽性の主な原因

良性の原因

痔核(いぼ痔、切れ痔):排便時の強い力みや硬い便による出血
<痔についての詳細はこちら>
大腸の炎症(感染性腸炎、潰瘍性大腸炎など)

悪性の場合(重大な疾患の可能性)

大腸ポリープ:放置するとがん化する可能性のある腫瘍性のポリープ
大腸がん:早期発見による治療が可能な段階での診断が重要

特に大腸がんは、初期にはほとんど自覚症状がないため、健診の結果を見逃さずに受診することが大切です。

便潜血検査が陽性の場合、最も確実な検査方法は「大腸カメラ検査」です。大腸カメラ(大腸内視鏡検査)では、腸内を直接観察し、出血の原因を特定します。
当院では、内視鏡検査の豊富な経験を持つ消化器内視鏡専門医が担当し、患者様に安心して検査を受けていただける環境を整えています。
尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、便潜血陽性の方に対して、迅速かつ丁寧な診断と治療を提供しています。
便潜血陽性が指摘された方は、お早めにご相談ください。

胸部異常陰影(レントゲン異常)

健康診断などで胸部レントゲン異常陰影が指摘された場合、多くの方が不安を感じることでしょう。胸部レントゲン検査は、肺や気管支、心臓などの異常を早期に発見するための重要な検査です。異常陰影が見つかった場合、肺がんや肺炎、結核などの疾患の可能性があるため、速やかな精密検査が必要です。

胸部レントゲン異常陰影の主な原因

過去の炎症の瘢痕(はんこん):風邪や肺炎の既往によるもの
良性の肺結節:経過観察が必要なこともあります
加齢による変化:石灰化など
肺がん:早期発見が非常に重要。陰影の形状や位置に注意が必要
肺結核:慢性的な咳や体重減少などの症状がある場合は要注意
肺炎:細菌・ウイルス感染による炎症。早期治療が必要
慢性閉塞性肺疾患(COPD):喫煙歴のある方に多く、進行性の呼吸障害を伴う
間質性肺炎:肺の線維化が進行し、呼吸機能が低下
気胸:肺がしぼむことで呼吸困難を引き起こす

異常陰影=重大疾患とは限りませんが、専門的な検査による正確な診断が重要です。

尼崎市塚口のにしおか内科クリニックでは、胸部異常陰影が指摘された方に対し、以下の精密検査を実施しております。

1. CT検査(即日検査)

レントゲンでは判断しにくい微細な病変を、詳細に確認できます。
特に肺がんの早期発見に有効で、手術可能な段階での診断を目指します。
当院では即日CT検査が可能です。

2. 肺機能検査(COPD・喘息の診断)

肺活量や努力呼気量、肺拡散能を測定し、呼吸器疾患の有無や進行度を評価します。

3. 喀痰(かくたん)検査

たんの成分を分析し、肺結核や細菌感染の有無を調べます。

4. 血液検査

炎症反応(CRP)や腫瘍マーカー(CEA、CYFRA、ProGRP)を測定し、がんの可能性を評価します。

尼崎市塚口の「にしおか内科クリニック」では、胸部異常陰影を指摘された患者様に対し、安心して精密検査を受けていただける環境を整えております。
「健診でレントゲン異常を指摘された」「詳しく検査を受けたい」という方は、お気軽に当院へご相談ください。

健康診断で異常を指摘された場合、「自覚症状がないから大丈夫」と放置せず、早めに対応することが重要です。異常値が見つかった時点で適切な対策を行うことで、重大な疾患の進行を防ぎ、健康な生活を維持することができます。

尼崎市塚口の「にしおか内科クリニック」では、健康診断の結果の解釈から精密検査、治療まで一貫したサポートを提供しています。健診結果に不安を感じた際は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

Q1. 健康診断で「要経過観察」と言われた場合、すぐに受診する必要がありますか?

A. 「要経過観察」とは、現時点では大きな問題はないものの、今後の健康状態を注意深く見守る必要がある状態を指します。例えば、血圧や血糖値、コレステロール値が基準値をわずかに超えている場合が該当します。
症状がなくても、生活習慣の改善が求められることが多いため、医師に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。また、定期的な再検査を受けることで、病気の早期発見・予防につながります。

Q2. 異常値が基準値から少し外れている場合でも、受診すべきでしょうか?

A. 基準値をわずかに超えている場合でも、生活習慣病のリスクが高い方(肥満、喫煙習慣、家族歴がある方など)は、早めの受診をおすすめします。
軽度のコレステロール異常や血糖値の上昇を放置すると、動脈硬化や糖尿病の進行リスクが高まるため、医師の適切な指導を受けることが重要です。

Q3. 健診結果を持参すれば、その内容を確認してもらえますか?

A. はい、健康診断の結果をご持参いただければ、当クリニックで詳しく確認し、結果の解釈や今後の対応について丁寧にご説明いたします。
また、必要に応じて追加検査を行い、最適な治療プランをご提案いたします。不安がある場合は、お気軽にご相談ください。
診察をスムーズに行うために、健診結果のコピーをご持参いただくことをおすすめします。

Q4. 再検査が必要と言われましたが、どの程度急ぐべきですか?

A. 再検査の必要性や緊急度は、指摘された異常の内容や数値によって異なります。
特に以下の場合は、速やかに受診することが推奨されます。

「要精密検査(D判定)」や「要治療(E判定)」の指摘を受けた場合
血糖値や血圧が大きく基準を超えている場合
自覚症状(息切れ、むくみ、体重減少など)がある場合
症状がない場合でも、早めに受診し、医師の指示に従うことが大切です。

Q5. 血圧が少し高いだけでも治療が必要ですか?

A. 血圧がわずかに基準を超えている場合でも、生活習慣の見直しが重要です。
食事の塩分制限や適度な運動を取り入れることで、血圧の安定が期待できます。
ただし、長期間にわたって血圧が高めの場合や、他のリスク要因(肥満、喫煙、高コレステロールなど)がある場合は、降圧薬による治療を検討することもあります。医師に相談し、最適な治療方針を決定しましょう。

健康診断の結果に関するご相談や精密検査をご希望の方は、にしおか内科クリニックへお気軽にご予約ください。

TEL:06-6423-3300

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