外科・脂肪腫の手術,手術費用について

こんな症状はございませんか

外科・脂肪腫の手術について

  • 切り傷
  • 擦り傷
  • 刺し傷
  • やけど など

応急処置

ご自宅でできる応急処置をご紹介します。
応急処置を済ませて医療機関を受診することで、傷の治りが早まります。また、傷跡を残さないためにも大切なことです。
ただし、応急処置は、あくまで間に合わせの処置です。小さな傷でも、感染や可能のリスクがあります。応急処置後も、基本的には医療機関を受診するようにしてください。

まずはこちらをお読みください

  • 最初に、土などの患部の汚れを水道水で洗い流しましょう。
  • やけどはすぐに冷やしましょう。※衣類に覆われた部位のやけどの場合には、服を脱がずに、服の上から冷やしてください。
  • 指から出血をしたときも、指の根元を縛ったりしないでください。
  • 応急処置後も、できるだけ医療機関を受診して、適切な治療を受けてください。6時間以内の治療が理想です。

切り傷の応急処置

刃物、ガラスなどに触れて生じる直線的な傷は、見た目以上に深くなっていることがあります。

  1. 水道からの流水により、汚れを落とします。
  2. 止血方法は、傷の深さによって異なります。

浅い傷:清潔なガーゼを傷口にあて、その上から手で5分ほど押さえます。止血が確認できたら、絆創膏を貼ってください。
深い傷:清潔なガーゼを傷口にあて、その上から手で強く押さえ、傷口が心臓より高い位置にくるようにします。止血が確認できた場合も、医療機関を受診してください。

擦り傷の応急処置

擦れたことにより生じる浅く広い傷です。

  1. 水道からの流水により、汚れを落とします。早く汚れを落とすことが大切です。
  2. 清潔なガーゼを傷口にあて、止血します。止血が確認できたら、消毒液による消毒を行い、絆創膏を貼ってください。傷が広い場合には、できるだけ早く医療機関を受診してください。

刺し傷の応急処置

針、トゲなどが刺さって生じる傷です。

  1. 水道からの流水により、汚れを落とします。
  2. 絆創膏を貼ってください。

※刺さったものが抜けない、残っている気がするときには、すぐに医療機関を受診しましょう。刺さった異物に錆びや汚れなどが付着していれば、破傷風にかかるおそれもあります。

やけどの応急処置

日常生活の中では、熱湯、油、調理器具などとの接触によって皮膚にやけどを負うケースが多く見られます。
なお、衣類に覆われた部位のやけどの場合には、服を脱がずに、服の上から冷やしてください。

  1. 水道からの流水に20分間さらして、患部を冷やします。
  2. その後は、速やかに医療機関を受診してください。

頭部・顔面の出血への応急処置

硬いもの(ドア、家具、遊具など)にぶつかって頭部、顔面から出血した場合です。

  1. 水道からの流水により、汚れを落とします。
  2. 清潔なガーゼかタオルをあてて、その上から手で5分ほど押さえてください。
  3. 傷口が開いている場合、深い場合にはすぐに医療機関を受診してください。

※特に顔面の傷の場合は、傷跡が心配かと思います。浅い傷であっても、医療機関で適切な治療を受けることで、傷跡が残りにくくなります。
※頭部を強打したときには、すぐに医療機関を受診する、もしくはご自宅で安静の上、24時間は健康状態に注意(嘔吐、頭痛、めまいの有無など)するようにしてください。

脂肪腫

脂肪腫とは

脂肪種とは、皮膚の下の脂肪組織が増殖して形成される、良性の腫瘍(できもの)です。やわらかく、筋肉への癒着のない脂肪種の場合は、皮膚の上から触ると多少動きます。
さまざまな部位に形成されるものですが、背中にできるケースが多いようです。大きなものでは、10センチほどにまで増殖します。
腫瘍の形成以外の症状として、痛みが生じることもあります。
よく似た症状の腫瘍として「粉瘤」がありますので、その鑑別も重要です。

脂肪腫の治療法

脂肪種は、基本的に手術による除去が適応となります。小さなものは、局所麻酔の上での日帰り手術が可能です。
大きなもの、筋肉に癒着しているものは、一般的に入院と全身麻酔の上で手術が行われます。

 

脂肪腫は保険適用です

脂肪腫の手術は、粉瘤の手術と同様、健康保険が適用されます。
※診療報酬の改定により、脂肪腫の手術金額が変更となることがあります。

脂肪腫の手術費用については下記をご覧ください。

費用

脂肪腫の手術費用以下の表では、脂肪種の切除にかかる費用の目安を記載しております。3割負担時の金額です。1割負担の方は、この金額の3分の1を目安にしてください。

※「露出部」とは、頭、顔、首、肘から先、膝から下を指します。

部位 内訳 費用
露出部の2cm未満の脂肪種 手術代4,980円+病理検査代3,070円 8,050円
露出部の2cm以上の脂肪種 手術代11,010円+病理検査代3,070円 14,080円
露出部以外の3cm未満の脂肪種 手術代3,840円+病理検査代3,070円 6,910円
露出部以外の3cm以上の脂肪種 手術代9,690円+病理検査代3,070円 12,760円
  • 筋肉に癒着している脂肪種の手術費用は、別の算定方法が適用されます。
  • 上記脂肪腫の手術費用に、初診料、再診料、処方料、薬剤料などが加算されます。
  • 診療報酬の改定により、脂肪腫の手術金額が変更となることがあります。

粉瘤はこちらへ

脂肪種とよく似た症状を持つ疾患として、粉瘤(アテローム)があります。
当院では、日本外科学会指導医・専門医である院長が、正確に鑑別し、適切な治療・手術をご提案します。

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