このような症状はございませんか
近年、特に咳症状での受診が増えています。咳は、慣れてしまうとそれが当たり前になってしまい、受診が遅れるケースも散見されます。
喘息や他の呼吸器疾患の可能性もありますので、風邪でもないのに咳が出るという方は、尼崎のにしおか内科クリニックへご相談ください。
- 咳が続いている
- 痰がよく出る
- 痰に血が混じることがある
- 急な発熱
- 息切れ
- 喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸)
- 胸の違和感、痛み
- いびきをかいていると指摘された
検査方法(CT・肺機能検査・NOBREATH)
基本的な診察の後、必要・ご希望に応じて下記検査を行い、正確な診断に役立てます。
CT検査
レントゲンでは発見できない病変の有無を、正確に確認することができます。特に肺がんは、「レントゲンではっきり見える」という場合にはかなり進行している可能性が高く、手術ができる段階で発見するためにもCTによる検査をお勧めします。
受診したその日のうちにCT検査を受けることも可能です。検査結果につきましても、当日中にお伝えできます。
肺機能検査
息を吸う力(肺活量)や吐く力(努力肺活量)の他、酸素を体内に取り込める力(肺拡散能)をチェックします。
喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患などの呼吸器疾患が疑われる場合に行います。
NObreath
尼崎のにしおか内科クリニックでは、NObreathと呼ばれる喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患などの呼吸器疾患が疑われる場合に使用する設備を導入しています。呼気中の一酸化窒素濃度を測定します。検査は短時間で終わり、結果もすぐに出ます。
咳喘息(難治性)
喘息チェック
咳症状が慢性化している方で、以下の項目に3つ以上当てはまる方は、咳喘息の可能性が高いと言えます。
- 小児喘息にかかっていた
- 花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っている
- 喘息持ちの家族がいる
- 風邪をひいたとき、咳症状が長引く
- 少しの運動で咳が出る、息苦しくなる
- 春や秋などの寒暖差が激しい季節に咳がよく出る
- 梅雨や台風が来たときなどに咳がよく出る
- ストレスを強く感じているときに咳がよく出る
- タバコの煙、冷気などで咳が悪化する
- 埃っぽい部屋など、特定の部屋・場所で咳が悪化する
咳喘息とは
熱や鼻水の症状は引いたのに、咳だけが残っている――。そんなときは、咳喘息を疑う必要があります。
咳喘息は、一般的な喘息と同様に、何らかの原因によって気道が狭まることによって起こります。ちょっとした刺激に対して「咳」「炎症」といった症状が起こり、慢性的に続きます。
一般内科や耳鼻科で診てもらったけれど咳が引かないという方は、尼崎のにしおか内科クリニックへご相談ください。
アレルギーとの関係性
ある特定の季節にだけ症状が出たり強くなったりするケースも多く見られるため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーが咳喘息の発症・進行に影響しているのではないかと言われています。
その他考えられる病気
気管支炎
ウイルスや細菌への感染を主な原因とする、気管あるいは気管支での炎症です。3か月以上続くものもあり、その場合には慢性気管支炎と診断されます。
症状としては、発熱、咳、痰、倦怠感、食欲不振、胸の痛みなどが挙げられます。特にお子様の場合には、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸)を伴うケースがよく見られます。
肺炎
気道から侵入したウイルス・細菌が肺の中で増殖し、炎症を伴う状態です。呼吸器疾患の中では頻繁に見られる疾患ですが、特にご高齢の方は命にかかわることもあるので注意が必要です。
症状としては、咳、発熱、胸の痛み、粘り気のある痰が主なものとして挙げられます。重症化すると、呼吸困難、意識の低下も見られます。感染したウイルス・細菌によっては腹痛や下痢を伴うこともあります。
またご高齢の方は、これらの症状が強く現れずに、代わりに食欲不振、全身の倦怠感を伴うことがあります。
肺気腫
肺組織が破壊され、機能低下を起こし、うまく息を吐けない状態です。ほとんどの場合、喫煙を原因とします。喫煙者でなくとも、長年の受動喫煙によって発症することもあります。
症状としては、少しの運動での息切れや呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸)などが挙げられます。
気胸
肺から空気が漏れ、肺そのものが潰れてしまう病気です。子宮内膜症や外傷によって起こりますが、肺のもろい部分が何の前兆もなく破れて発症することもあります。
症状としては、突然の胸の痛み、咳、呼吸困難などが挙げられます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
有害物質を長期にわたって日常的に吸い込むことで、肺が慢性的な炎症を起こし、呼吸機能の低下が見られる疾患です。有害物質の代表格が、タバコの煙です。副流煙にさらされている方も注意が必要です。また、PM2.5も原因の一つとなり得ます。
症状としては、咳、痰、運動時の息切れなどが挙げられます。
在宅酸素療法
尼崎のにしおか内科クリニック院長は、日本呼吸器外科学会専門医です。各呼吸器疾患の診断や治療についてはもちろん、在宅酸素療法への知識も豊富です。
ご自宅で行う療法ということもあり、事前のご説明には十分に時間を割いております。患者様ご自身、またご家族の療法への理解を深めておくことで、安全な在宅酸素療法が可能になります。
ご安心の上、尼崎の塚口駅にある、にしおか内科クリニックへご相談ください。
呼吸器疾患などで血中酸素が不足すると…
言うまでもなく、酸素は私たちが生命を維持するために欠かせないものです。しかし、呼吸器疾患を患った場合、酸素の取り込み、血液中への供給に支障をきたすことがあります。
血中の酸素量が不足すると、以下のような症状・不都合が起こります。
- これまで通りの活動が難しくなり、生活の質が低下します。
- 息切れのため、運動不足、栄養不足を招き、筋肉量が低下します。そのことで、さらに身体機能が低下します。
- 心臓への負担が大きくなり、心不全、肺性心(はいせいしん)などの心疾患リスクが高まります。
在宅酸素療法
呼吸器系の疾患などによって血中の酸素が慢性的に不足している場合には、在宅酸素療法が有効です。
ご自宅で、空気より高濃度の酸素を、機器からのチューブを鼻に通して送り込みます。
在宅酸素療法は、条件を満たせば健康保険が適用されます。
期待できる効果
- 息切れが改善されることで、活動範囲の維持・拡大ができます。
- 心臓への負担をやわらげ、心疾患のリスクを低減させます。
- 睡眠中も酸素が行き渡り、睡眠の質が向上します。
- 頭痛や精神的な不安定、記憶力低下といった症状を改善します。
- 生活の質が改善し、社会復帰の可能性が高まります。
在宅酸素療法の流れ
受診から診断
問診や検査などから、在宅酸素療法の適応を確認します。
事前説明
酸素流量や吸入の時間を取り決め、患者様、ご家族に療法中の注意点、機器の扱い、今後の計画などをご説明いたします。
酸素供給機器の設置・療法の開始
酸素供給機器を発注(レンタル)し、患者様のご自宅に設置します。
準備が整えば、在宅酸素療法を開始します。
定期検診
月に一度以上ご来院いただき、療法の状況を確認します。健康保険を適用するためには、この月に一度以上の診察が欠かせません。