コラム

アレルギー検査39種類セット「View39(ビュー39)」のご案内

2026.06.15

「風邪は治ったはずなのに、咳だけがずっと続いている」「夜になると咳き込んで眠れない」「のどのイガイガや違和感がなかなか取れない」――。そんな症状でお悩みではありませんか。

その不調、もしかするとアレルギーが関係しているかもしれません。当院では、1回の採血で39項目のアレルギーの原因(アレルゲン)を一度に調べられる「VIEW39」検査を行っています。原因を知ることが、長引く症状を改善する第一歩になります。

こんな症状はアレルギーが関係しているかも

次のような症状が続いている方は、一度アレルギー検査を受けてみることをおすすめします。

  • 風邪が治った後も、3週間以上咳だけが続いている
  • 夜間や早朝、または気温差で咳き込みやすい
  • のどのイガイガ感・違和感・乾いた咳がなかなか取れない
  • 毎年決まった季節に咳・鼻水・くしゃみ・目のかゆみが出る
  • ホコリっぽい部屋やペットと接すると咳・息苦しさが出る
  • 市販の咳止めを飲んでもなかなか改善しない

これらは、咳喘息やアトピー咳嗽(がいそう)、アレルギー性鼻炎など、アレルギーが背景にある呼吸器の症状でよくみられるサインです。長引く咳について詳しくは当院の咳外来のご案内もあわせてご覧ください。

VIEW39(ビュー39)とは?

VIEW39は、1回の採血で39項目のアレルゲンに対する反応(特異的IgE抗体)を同時に調べられる血液検査です。

アレルギーとは、本来は体に害のない物質に対して、体の免疫が過剰に反応してしまう状態のことです。花粉やダニ、ハウスダストなどが体に入ると、それに反応する「IgE抗体」という物質がつくられます。VIEW39では、この特異的IgE抗体を39種類のアレルゲンについて一度に測定することで、「何に反応しやすい体質なのか」を客観的に把握できます。

個別に項目を選んで調べる方法もありますが、項目数が増えるほど費用がかさみます。VIEW39は主要なアレルゲンを幅広くカバーしているため、まず原因をひととおり調べたいというスクリーニングに適した、効率のよい検査です。

呼吸器内科でアレルギー検査をおすすめする理由

長引く咳や喘息、のどの違和感の背景には、アレルギーが隠れていることが少なくありません。当院の喘息・呼吸器内科の診療でよくみられる、代表的な疾患をご紹介します。

咳喘息

ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴を伴わず、乾いた咳だけが長く続く状態です。ホコリ・花粉・気温の変化などが引き金になりやすく、放置すると本格的な気管支喘息へ移行することがあります。

アトピー咳嗽(がいそう)

アレルギー体質の方に多くみられる乾いた咳で、のどのイガイガ感・違和感を伴うことがあります。

気管支喘息・アレルギー性鼻炎

気道や鼻の慢性的なアレルギー性の炎症によって、咳や息苦しさ、鼻症状が現れます。

こうした疾患では、何がアレルゲンになっているかを知ることで、原因の回避や環境の調整、治療方針の選択(内服・吸入薬の選び方、舌下免疫療法の検討など)がしやすくなります。当院は呼吸器内科として、検査結果をもとに、咳や喘息の症状そのものに対する診療まで一貫して行える点が特長です。

VIEW39で調べられる39項目

検査では、吸入系のアレルゲン19項目と、食物系のアレルゲン20項目を調べます。
※ 検査項目はセット内容のため、個別に項目を選ぶことはできません。

吸入系・その他アレルゲン(19項目)

分類アレルゲン
室内・ハウスダスト系ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト1、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ガ、ゴキブリ
花粉系スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ
カビ・その他アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア(属)、ラテックス

食物系アレルゲン(20項目)

分類アレルゲン
卵・乳卵白、オボムコイド、ミルク
穀類・豆小麦、米、ソバ、ピーナッツ、大豆、ゴマ
甲殻類・魚エビ、カニ、マグロ、サケ、サバ
牛肉、鶏肉、豚肉
果物キウイ、リンゴ、バナナ

検査の費用・流れ・結果説明について

費用の目安

アレルギー症状があり、医師が必要と判断した場合は保険診療で受けられます。3割負担の方で、検査・診察料を含めおおよそ6,000〜7,000円程度が目安です(処方や追加検査がある場合は別途加算されます)。1割・2割負担の方や、診療報酬改定・受診時間帯などにより金額は前後します。

検査の流れ

  • 医師の診察・問診で症状や経過を確認します
  • 採血を行います(短時間で終わります)
  • 検査会社へ外注するため、結果が出るまで数日〜約1週間かかります
  • 後日、医師から結果をご説明し、治療や生活上のアドバイスにつなげます

アレルギー検査のほか、当院ではCT・レントゲン・呼吸機能検査・呼気NO検査など、咳や喘息の原因を見極めるための検査を行っています。詳しくは当院の検査・人間ドックのご案内をご覧ください。

※ 検査結果は診療行為のため、必ず医師からご説明します。郵送のみでのお渡しはいたしません。

検査を受ける前に知っておきたいこと

アレルギー検査を正しく活用していただくために、次の点をご理解ください。

  • 血液検査の結果が陽性でも、必ずしも症状が出るとは限りません。検査結果は、実際の症状と合わせて医師が総合的に判断します。
  • 特に食物系の項目は補助的な検査です。陽性であっても症状がなければ、その食品を避ける必要はありません。自己判断での食事制限はせず、必ず医師にご相談ください。
  • 吸入系のアレルゲン(ダニ・ハウスダスト・花粉・ペットなど)は、咳や鼻の症状と関連しやすく、原因の回避・環境調整に役立ちます。
  • 検査にあたって、抗ヒスタミン薬などのお薬を中止する必要は基本的にありません。服用中のお薬は受診時にお知らせください。

症状がない方の検査は自費診療となります

VIEW39は、健康保険を使って受けられる場合と、自費でお受けいただく場合があります。

健康保険が適用されるのは、実際にアレルギーが疑われる症状(長引く咳、喘鳴、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、皮膚症状、じんましん など)があり、医師が診察のうえで検査の必要性を判断した場合に限られます。これは健康保険のルール上、「症状や病気の診断・治療のために必要な検査」にのみ保険が使えると定められているためです。

そのため、次のようなご希望の場合は自費診療となります。

  • 現在、特にアレルギー症状はないが「自分の体質を一度調べてみたい」
  • 家族にアレルギーがあるので、念のためチェックしておきたい
  • 健康診断・人間ドックのような位置づけで受けたい
  • 妊娠・出産・ペットを飼う前などに、事前に確認しておきたい

自費診療の場合の費用については、診察時にご説明いたしますので、ご希望の方は受付・診察時にお申し出ください。なお、症状の有無や検査の必要性については、最終的に医師が診察のうえで判断します。ご自身では症状がないと思っていても、問診で確認するとアレルギーが疑われるケースもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 検査はその日のうちに受けられますか?
A. 診察のうえ、当日に採血を行うことができます。まずはご相談ください。

Q. 結果が出るまでどのくらいかかりますか?
A. 検査会社へ外注するため、目安として約1週間でわかります。

Q. 子どもも受けられますか?
A. 当院は内科・呼吸器内科として、主に成人の方を対象に診療を行っています。お子さまの検査については受診前にお問い合わせください。

Q. 検査だけ受けることはできますか?
A. アレルギー症状がある場合は保険診療の対象となり、医師の診察が必要です。症状がない場合は自費検査となることがありますので、ご相談ください。

呼吸器の専門知識をもつ医師が診療します

当院では、呼吸器疾患の診断・治療に長年携わってきた医師が、長引く咳や喘息、アレルギーのご相談に対応します。医師の経歴・専門については医師紹介ページをご覧ください。

長引く咳・喘息・のどのお悩みは、尼崎市塚口のにしおか内科クリニックへ

呼吸器内科の視点から、咳や喘息の原因をしっかり見極め、適切な治療へとつなげます。「何が原因かわからず不安」という方も、お気軽にご相談ください。

西岡 清訓(にしおか きよのり)

にしおか内科クリニック

院長 西岡 清訓

(にしおか きよのり)