こんにちは、にしおか内科クリニックです。
昨年の9月に発熱外来専用の部屋と内視鏡室を作るために、クリニックの拡張工事を行いました。開院してから胃カメラ検査(上部内視鏡検査)は行っておりましたが、大腸カメラ(下部内視鏡検査)を始めるために、内視鏡専用室を作り、クリニックを拡張しました。
地域のかかりつけ医を目指す、にしおか内科クリニックの大きな使命としては
(1)呼吸器疾患(咳や息切れなど)の診療
(2)消化器疾患(腹痛など)の診療
(3)がんの早期発見
であると考えています。
大腸カメラ検査(下部内視鏡検査)を始めたことで、胃カメラ検査(上部内視鏡)と胸部CT検査と合わせて、早期の「肺がん」・「食道がん」・「胃がん」「十二指腸がん」「大腸がん」を見つけるための手段がすべて揃いました。
しかしこのような検査は手当たり次第に、保険を適用させて検査をすることはできません。これまでにかかった病気(がんなど)や喫煙歴、家系内にがんの方がいるかどうかなどを問診した上で、医師が必要と判断した場合に保険が適用されます。ハイリスク(がんになりやすい状態)でも症状がなければ、保険を適用させて検査をすることは難しいです。しかし症状が出てから検査を行うと、すでにがんが進行してしている可能性が高くなる、というジレンマもあります。
そこで良い方法は無いかと探していたところ、「マイシグナル」という尿検査だけで7種類のがんを早期から発見できる可能性のある検査を見つけました。マイシグナルは腫瘍マーカーよりも高精度でがんの存在を推定できるため、この度にしおか内科クリニックでも導入しました。
現時点ではマイシグナルは保険適用外なので自費での検査となり、数万円かかりますが、 がんハイリスク(血縁にがんの方がいるなど)の方はぜひ一度当院までお問い合わせください。私も興味から試してみようと思うのですが、がん見つかったら嫌だなぁと言う気持ちもあり踏み切れていません。がん専門医のくせにこの時点では一患者になってしまい、患者さんの心理がよくわかります。高いお金を払って嫌な事は聞きたくないですよね。 頭では早期発見の重要性をわかっていても、、、。